一方、省吾は自らも現状に頭を抱えながらも、真央という恋人がいるが、セックスに消極的な彼女にどこか物足りなさを抱いていた。
そんなある日、裕子は役所から届いた書類により、死んだはずの姪・美巳子が生きており、生活の面倒を見なければいけなくなった。美巳子は母の妹の子供で、駆け落ちし、沖縄の孤島でアーミッシュ的な生活を送っていた。当時、母親が出産と同時に亡くなった、妹の遺体を引き取りに行ったのだが、翌日には赤ん坊と男は姿を消していた。その男が心臓発作で亡くなり、今回の事に至った。美巳子はどこか人と違っていた。不思議な彼女に省吾は惹かれてゆく…。