取析は順調に進み「はいカット。オッケーです、お疲れ様でした」と言う監督の佐々木三郎の声で、無事今日の取材は終了した。即座にスタッフたちは撤収に取りかかる。ADの中島聡司がカメラケーブルを巻いていると、カメラマンの蹴りが飛んで来た。仕事に身の入らない聡司は佐々木にも罵声を浴びせられる。「使えねーな、ホントに。そんなんだから彼女にも逃げられるんだ」聡司はムッとして「彼女のことは、関係ないでしょう」と突っ掛かる。それを見ていた愛染が間に割って入って来た。どうやら、聡司のSEXが下手なせいで、彼女に愛想を尽かされそうらしい。愛染は優しい口調で「あなた、少し残っていきなさい」と、言う。その愛染の一言で佐々木の了解を得て聡司は残る事にした。
愛染クリニックの客用ソファに腰を下ろした聡司は、所在なげに辺りを見回している。やがて愛染は自分の本(愛染恭子のGの快感)を元に講義を始めた。
