スポットライトを浴びて、薄暗い舞台上にポッと浮き出る、抱き合った2人の女性。からみ合い弓なりにそり返り、右へ左へとのたうち廻り、興奮の海の中へのめり込んでいく。桐かおる一座は、レスビアンショーを出し物に全国のストリップ小屋を渡り歩く人気一座だった。座長の桐かおるは私生活でも、レスビアンの男役の春日トミと恋人関係だった。ある日、桐は京都でバーに出かけた。そこのママも桐に惚れている女の一人だったが、そこで新入りのホステスに目をつけた桐は彼女を外に連れ出し、酒を飲まして意識不明にさせホテルへ連れ込んだ。桐の巧みなテクニックは男からでは得られない恍惚で満足だったが、彼女は相手を喜ばすテクニックをまだ知らず桐にとっては満足できなかった。翌朝、桐が体裁悪そうに家に帰ると、相方は掃除や片づけをしている最中で、彼女も同じように別府のバーで見つけた娘と…。