スーパーでの買い物を終えて団地に帰ってきた怜子が部屋に入ると、夫婦の寝室で浩一が中年の女と裸で抱き合っていた。驚いた浩一が何か言おうとした時、カッとなった怜子は買い物袋に入っていた大根を浩一の頭に叩きつけた。浩一は脳しんとうを起こして気絶した。怜子は度重なる浩一の浮気に悩んでおり、思わずそんな事をしてしまったのだ。それ以来、浩一は車椅子生活になり、言葉もろくに話せなくなってしまった。それでも怜子は愛する浩一と一日中一緒にいられることで幸せだった。浩一が隠し持っていた2台目の携帯電話には、浮気相手と思われる相手からの着信やメールが残っていた。怜子は長期の海外出張中でしばらく日本に帰らないので、これを機に別れようと返信を打った。すると自宅に何度も無言電話が掛かって来るようになった。浩一の浮気相手達だろうと怜子は察し、やっと彼を独り占め出来た喜びを噛み締めた。
そんなある日、しばらく入居者のなかった隣室に中年の女が入居してきた。その夜、下半身不随の浩一にペニスバンドを装着させてセックスしていると、壁を通して不気味な呻き声のようなものが聞こえた。
その翌日、怜子の部屋に若いセールスレディの柚月が訪れる。彼女は巧みなセールストークで高級化粧品を怜子に勧めた…。