とその時、有紀のお尻に男の手が…。その手は、スカートの中へ滑り込んで来る。クリトリスを優しく、激しく刺激するテクニックの妙に次第に気持ち良くなってしまう。
パチン、という音と共に我にかえる有紀。彼女が感じている隙に、その痴漢がパンティのサイドを鋏で切ったのだ。パンティをむりやり剥ぎ取ろうとする手。そうはさせじと股に力を入れる有紀。パンティは、スルスルと股間をすり抜けて痴漢の手中に収ってしまうのだった。
駅に着いて、降りる乗客の中に、有紀はその手の主を探すが、怪しげな人物はいても、確証は持てなかった。