好介は電車内で女に手を伸ばす。それは捜し求めていた名器だった。しかし無情にも目的の駅に着いてしまい、渋々電車を降りた。
好介は文吉の家を訪ねた。すると直後にさきほどの名器の女が訪ねてきた。彼女は文吉の妹・由佳子であった。由佳子は好介の正体に気づいておらず、痴漢に遭ったことを愚痴った。そして父親から頼まれた金を文吉に渡すと、東京在住の彼氏・剣崎とのデートに出かけた。好介はその後を追った。
同じく由佳子を尾行する男がいた。彼女の幼なじみで密かに思いを寄せるトオルだった。好介がトオルに近づくと彼は由佳子の危機だと話し…。