その時、電話がけたたましく鳴った。相手は担任するクラスの生徒、祐介の父・治樹だった。あかねは治樹から夏のホームスクーリングを依頼され、会社社長である治樹の別荘へ向かった。喘息で学校を休んでいる息子を心配し、夏休みの間遅れていた勉強を見て欲しいという願いだった。治樹も多忙の中祐介のために休暇を取って別荘へ来ていた。
治樹の妻は数年前に病気で亡くなっており、秘書の洋子が身の回りの面倒を見ていた。あかねのホームスクーリングがはじまり…。
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