北家の玄関で緊張している美紀。奥の座敷から北がやってくる。北は美紀に新鮮なトマトを差し出す。ふと緊張が解れた美紀は一口トマトを頬張。すると、北の手が美紀の胸元へ、いやがる美紀は抵抗するも北の力には適わず、無理矢理犯されてしまった。それから美紀の地獄の日々が始まる。
美紀は逃げようとしても、取り立て屋の追い込みが恐くて逃げられず、夫の英輔とも連絡が取れない。仕方なく北の家に居るが、朝は日の出と共に起き畑仕事、夜は北の性玩具と化していた。
北の家にはもう一人女が居る和美(19)。和美も幼い頃、両親が作った借金で夜逃げをし、北の世話になっている。美紀が「ここから逃げないの?」と聞いても和美は相手にしなかった。
美紀が北の家に来て数週間がたったある日、江口が突然北の家にやってくる。驚く美紀は「英輔に会わせて!」と江口に頼むものの、江口は全く取り合わない。そして、美紀に「英輔はあんたを売った金で借金を返して、今頃女を侍らかせて遊び狂っているよ」と言い放った。真実を知って放心状態の美紀。そんな美紀を江口はためらいも無く犯し弄ぶ。恐怖と絶望が美紀に襲いかかった。そして美紀はここから逃げ出す決意を固める。
数日後、美紀は見事に北の家から脱走した。何の当ても無い美紀は街の繁華街を人目を避けながらうろうろしていると、江口の元妻洋子(34)に出会う。これまでの経緯を洋子に話すと、洋子は美紀に「力になってあげる」と美紀を励ました。
その夜、洋子から電話をもらった美紀はとあるバーへ行く。洋子は英輔の居場所を突き止め、そして一緒に英輔の所に行こうと美紀を誘う。美紀は洋子に感謝し、洋子の車で英輔の所に急いだ。
疲れ果てた美紀は車の中で寝てしまう。そして気がついた時には、北の家の近くまで来ていた。驚いた美紀は洋子に「降ろして!」と叫ぶも、洋子は何喰わぬ顔で車を運転し続けた。
森の中まで来たところで車が止まる。そして、飛び出すように美紀は森の中に走り出した。しかし、待っていたのは、英輔では無く江口と北だった。洋子にも裏切られた美紀は絶望のどん底まで落とされた。美紀を犯す北、江口、洋子。美紀は何かが吹っ切れたのか自分から快感を求め始めた。そして、美紀は我を忘れて陶酔し、やがて昇天したのだった。