腰巻本妻 丸裸の白襦袢

  • 2020/07/18
出演者:
青山くみ
しのざきさとみ
佐倉萌
監督:
新田栄
上映期間:
2020/07/25 - 2020/07/31
上映時刻:
11:00~
シアター:
和服のよく似合う夏目しのぶは、出張着付の仕事をしている。今日の客は、同窓会にでかける友人の塚田郁子だ。彼女の家に出向き、着付けの手伝いをするしのぶ。郁子は、和服の時はパンティを履かないことも知らないような素人。着付けるのにも一苦労で、時間ぎりぎりになってしまった郁子は慌てて家を飛び出していった。
 郁子が出かけていった後、しのぶは日曜日ということもあって家にいた郁子の夫・康志とHなことをする。白襦袢姿になって康志を挑発するしのぶ。プールに飛び込んだその姿は、襦袢が肌に張り付いて色っぽい。康志はたまらず服を脱いでプールに飛び込むと、中で交わるのであった。
 仕事終えて家に帰ったしのぶ。暫くすると、夫の拓郎もゴルフから帰ってきた。ふたりは、家庭内離婚状態『しのぶが着付けの仕事や浮気をするようになったのは、夫との不毛の生活が発端になっている』しのぶは夫との関係を修復したいと思っているのだが、拓郎は出世の為に離婚しないだけで、なかなか話し合いにも応じてくれない。その日も、特に会話もなく一日が終わるのであった。
 数日後、しのぶは斉藤成美というコンパニオンをしている独身女性の家に呼ばれて出かけた。今日は、着物での仕事なのだと言う成美。しかし、しのぶが着付けをしてやっている途中、合い鍵を持った彼女の愛人がやってきた。成美は、しのぶにタンスの中に隠れていてと彼女を押し込んでしまう。ところが、そこへ現れたのはなんと夫の拓郎だったのである。タンスの中から拓郎と成美のセックスを覗き見るしのぶ。「夫に愛人がいたんだ…」しのぶは、出ていくことも出来ず、そっと涙を流すのであった。
 拓郎が帰った後、成美は着付けをしてもらう。「今日の彼、特別凄かったわ」楽しそうに話す成美に、しのぶは複雑な表情だ。
 浴衣姿のしのぶと郁子が花火をしている。しのぶは郁子に夫とのことを相談する。すると、郁子は自分たちもそんな時期があったといろいろとアドヴァイスしてくれるのだった。
 郁子が康志との倦怠期を乗り越えられたのは、日記のお陰だという。その中に、彼女はある男との浮気を書いたのだそうだ。すると、それを盗み読んだ康志が刺激を受けて、彼女に迫ってきたのだ。以来、お互いに日記をつけてはこっそり盗み読み、刺激を与え合っている。更に郁子は、この間の日曜日に同窓会に出かけて幼なじみの小宮山とHしたことや、康志としのぶの関係も知っていると言った。「お陰で、最近益々夫婦仲が順調なの」そして、彼女はしのぶに日記をつけることを勧めた。「直接喋れないことでも、文章になら書けるでしょう?」
 そこでしのぶは、彼女のアドヴァイス通り、日記をつけることにした。内容は、康志とのこの間のことだ。プールでの開放的なセックス。人に見られるかも知れないというスリルが彼女の気持ちを高めたことなどをリアルに書き綴った。
 そして、彼女は夫の目に付くように日記をさりげなく寝室のテーブルに置き、暫く様子を窺った。しかし、夫が日記を読んだ様子はなく、ちっとも彼女への興味を示さなかった。そこで彼女は、仕事先で見た他人のセックスを刺激的に書いたが、反応は同じだった。
 それから数日後、しのぶは郁子に呼ばれて彼女の家を訪れた。今日は、康志の誕生日でパーティの為に、着物を着付けて欲しいと言うのだ。しのぶは、郁子に着物を着付けてやりながら、日記のことを相談する。そんなしのぶに郁子は「向こうだってきっと戸惑ってるのよ。そのうち反応する筈よ」と慰めてくれるのであった。
 さてしのぶが帰ると、郁子は隠れていた小宮山とHをした。「夫の誕生パーティの前に、愛人とセックスするなんて、今日の日記も刺激的なことが書けそうだわ」興奮しながら、郁子は小宮山と燃えた。
 家に帰ってきたしのぶ。そこには、成美からのファックスが入っていた。「この前の着付けが好評だったので、またお願いしたい」と言うのだ。仕方なく、再び出かけるしのぶ。ところが、成美の家で待っていたのは拓郎だったのである。拓郎はしのぶの日記を盗み読み、秘かに刺激を受けていたのだ。しのぶの帯を解き、愛撫を始める拓郎。「成美とのセックスを覗いて興奮したか?」などといやらしい質問を浴びせながら、彼は久しぶりに妻の体で燃えた。
 しかし、ふたりが絶頂を迎えたその直後、仕事を終えた成美が帰宅してきてしまった。ふたりの様子を見て驚く成美。「あんたたち、人の部屋で何してるのよ!」怒った彼女は、ふたりを追い出した。
 こうして、しのぶと拓郎は夫婦関係を修復した。拓郎は成美と別れ、今はしのぶひとすじだ。しかし、しのぶは着付けの仕事と浮気は続けている。いつまた訪れるかも知れない倦怠期の為に、日記の準備をしておくのだ。