チャイムの音に、朱丸がクリニックのドアを開ける。と、そこには見上げるような大男がしょんぼりと立っていた。プロレスラーの朝木である。彼は、リングの上で闘っているうちに痛みが快感に変わり、そのうち相手に愛情を感じるまでになってしまったのだ。「マゾにホモに露出症のドッキングしたタイプですね」そう診断した朱丸は、早速治療にとりかかった。プロレスのコスチュームに身を包み、いきなり朝木に馬乗りになると、戸惑う朝木のペニスをタイツ越しにナメまくる。そして、思わずそそり立ってしまったソレをつかみ出し、そのまま上からドッキング。「ホモのあんたが女に犯されてるのよ。情けないわね」と言われた途端、朝木は怒りと興奮に雄叫びをあげた。体を入れ換え、豪快なプロレス体位で責めまくる朝木。朱丸も喜々としてそれに応える。
自信に満ちた様子でクリニックを出る朝木を横目に取材に訪れた朗子。だが、あっさりと門前払いをくわされてしまう。
ある日、クリニックに向かう朱丸の前に若い女が立ちはだかった。コートを開くと中は裸。白昼堂々の露出狂だ。「私を直せるもんなら直してみなさいよ」微笑む朱丸。「ウチは直すのが目的じゃないのよ。しばらくウチに居てみる?」かくして、咲夜姫はクリニックを手伝うことになった。
TVモニターに見入っている咲夜姫。そこには、隣室での治療の様子が映っていた。朱丸の足を包むハイヒール、その細くとがったヒールの先を、大学教授の洲崎がおいしそうにしゃぶっている。この男、靴フェチのうえにマザコンも併発している。シックスナインの体勢になり、朱丸のオシリで窒息しそうになりながら洲崎は叫ぶ「ママ!ママ!」そして、オムツの中に発射するのだった。
晴ればれとした顔の洲崎を、朗子が待ち構えていた。朗子は言う。朱丸クリニックはインチキだ。治療とは名ばかりで、実体はヘルスやSMクラブと同じだ、と。口を開かない洲崎に、朗子は記事に名前を出してもいいのかと詰寄った。「話すなら、私にも条件がある」洲崎が言った。
ホテルの一室で朗子が質問する。答えながら、その足をナメあげていく洲崎。やがて舌が朗子の股間をとらえ、彼女は次第に感じながら質問を続けていく。一方、朱丸クリニックの新しい患者は少女漫画家の泉田。乙女チックな絵ばかり描いていたら、無性に人前でズボンを下ろしたくなってガマンできないという。朱丸は咲夜姫に言った。「一緒に治療できるんじゃない?」
高層ビルの下、物陰から現れた裸の三人。泉田と咲夜姫、それに朱丸だ。歓声をあげて走るその姿を、朗子のカメラが追っていた。
「よく頑張ったね」週刊誌の編集長が言った。微笑む朗子。前に置かれた最新号には、朱丸クリニックの告発記事がデカデカと…。
ビルの管理会社を名乗るチンピラがクリニックにやっで来た。週刊誌を片手に、風俗店は出て行け、とスゴむ。どうにか追い出した朱丸は一計を案じた。
編集長宛てに手紙が届いた。朱丸からだり中を見てビックリ。編集長と『荻窪の優子さん』のSMプレイ写真が入っている。そして、指定した時間にクリニックに来い、と。
編集長を、咲夜姫が出迎えた。「朱丸さんは?」「ここよ」そう言って、TVモニターを点ける。そこには、ビル管理会社のチンピラ二人に犯される朱丸の姿が。「あの記事のせいで、朱丸はこんな目に会っているんですよ」そう言いながら、咲夜姫は編集長の怒張したモノにしゃぶりついていく。チンピラは首をひねった。犯している朱丸の様子が変だ。喜悦の表情になっている。と、突然ターポがかかったように朱丸の腰が動き出した。「ンゴイ!ンゴイ!モット!モットォ!」驚いて腰を引こうとするが、朱丸は離さない。上に乗り、腰をつかいながらもう一人のを猛レツにフェラチオ。たちまち二人は白目をむいた。