出演者:
監督:
中村和愛
上映期間:
2020/06/13 - 2020/06/19
上映時刻:
シアター:
月光に照らされる「平成商事・男子独身寮」その情景。美佐代の部屋。美佐代のなまめかしい寝姿。すると眠る美佐代(35)がもだえる。
美佐代の夢。美佐代が夫の修平(38)に抱かれている。悦楽に酔いしれる美佐代。突然励んでいた修平が苦しみ出し腹上死する。驚き悲鳴をあげる美佐代。
驚き目覚める美佐代。壁に修平の遺影が飾られている。汗を拭い、それを見詰める美佐代。美佐代の声で「また、いつもの夢を見た。やはり夫の死因は私にあったのだ。心臓の弱い夫は私の求めに応じて逝ったのだ。私は罪深い女だ。でもどうしてもそれを我慢できない…」
火照った身体にシャワーを浴びる。なまめかしい美佐代の身体。
古山の部屋の前。美佐代がやって来て、部屋の中を覗く。ベッドの中で寝息を立てている古山がいる。
美佐代が忍び込み、ベッドの中の古山に抱きすがる。驚き目覚める古山。抱きすがる美佐代を見て「…は、はい、ご奉仕させていただきます。」と丁寧に美佐代を抱く。
朝日の中、寝不足の古山が朝食を摂っている。そばで美佐代が甲斐甲斐しく世話をしている。「今日のお帰りは?」「残業で遅くなると思います。」「感心ね。よく働くわね。社長に良く言っとくわ。」「はい、ありがとうございます。」と頭を下げる古山だ。
出社する古山を見送る美佐代。美佐代の声で「他人は私に再婚を進めるが、私は今のままで満足だ。夫の残してくれた財産と、この寮母の仕事が気に入っている。」
片づけものをする美佐代。美佐代の声で「再婚すれば、この寮母の仕事をやめなくてはならない。この仕事をしていれば、私は思いのままで、若い男に不自由しない。なぜなら、社員はみんな、この私には逆らえないからだ。」
都心の町並みと「平成商事」の建物。同、総務部。古山と同僚の恋人・早苗(25)、それに課長の野々村(40)が働いている。そこへ新井(26)が着任の挨拶に来る。新井は今朝、名古屋支店から東京に着いたのだ。野々村はみんなに新入りの新井を紹介し、独身寮に入る手配をする。それを聞いて歓喜に震える古山だ。野々村に社長から呼び出しがあり、野々村は心配そうに出ていった。この会社でもリストラの嵐が吹いている。
給湯室。お茶を入れる早苗の所へやって来た古山が「おいおい、やっとあの寮から、あの女から逃げ出せるよ。」と感激に打ち震える。「よく今まで我慢したわ。立派だわ。」と古山を慰める早苗である。早苗は今日も残業をすると言う。それを聞いて領く古山。
総務部。肩を落とした野々村が帰って来て、頭を抱える。それを見て訳を聞く古山。野々村は社長からリストラ宣告を受け、三ヵ月後に解雇されると言う。「女房には逃げられるし、ほんと俺はついてない。」とぼやく野々村だ。気の毒そうに見つめる課員たち。
独身寮では古山が美佐代に新井を紹介している。優しくほほ笑み、新井を見つめる美佐代だ。新井は若くて美男子だ。新井は早速、送られて来た荷物を部屋に運ぶ。
古山は美佐代に「代わりが来たので、僕の奉仕の役目は終わりにしたいと思いますが、いいでしょうか?出来れば今からここを出たいのですが」と恐る恐る言う。「分かったわ、ご苦労様。あの人にここの規則、確かに伝えてちょうだい。」美佐代は簡単に古山を手放した。安堵のため息を漏らす古山だった。
新井の部屋。古山がやって来て、新井に寮の規則を伝える。「ここは独身寮だから、外泊と異性を連れ込むこたは絶対禁止。寮母の美佐代さんは若いが、哀れな未亡人だ。だからどんなことがあっても、あの人には逆らわないこと。あの人は社長の兄さんの嫁さんだった人で、社長とは懇意の仲だ。前にここにいた社員が、あの人に逆らって何人もクビになった。どんなことでも、あの人に奉仕の心で尽くすこと。これさえ守れば、君も出世コースに乗れるよ。」と教えた。神妙に領く新井に「来てくれて、本当にありがとう。助かったよ。後はよろしくな。」と喜々と喜ぶ古山である。
会社、総務部。早苗が一人残業している。そこへ古山がやって来て「今夜から、僕は君のアパートに泊まる。この日をどんなに待ったことか、僕たち結婚しよう。」とプロポーズ。早苗も感激に打ち震える。「野々村の後釜は俺に決まっている。俺が課長だ。あの女にはそれだけのことをして来た。奉仕してきた。やっと自由だ。」と喜ぶ古山は早速、早苗を抱いた。
独身寮、浴室。身体を洗う美佐代が新井を呼ぶ。やって来た新井に背中を流すように命令する。戸惑う新井に「ここの規則、聞いたでしょ。」と見つめる美佐代。驚きつつもすけべ心で、美佐代の豊満な肉体を洗う新井。すると美佐代も新井の身体を洗ってあげると言い出した。ソープ気分で美佐代のサービスを受ける夢心地の新井。
美佐代の部屋。新井が美佐代を抱いている。いや美佐代が新しい獲物にむしゃぶりついているのだ。すさまじいその欲情に呆れる新井。美佐代「お願い。もっともっと…」 駅前。一人の若い女・友美(24)が駅から出て来て、そばの電話ボックスに入る。
会社、総務課。電話を取る新井に「私、追って来ちゃった。すぐ会えない?」と恋人の友美が言った。驚く新井だった。
町中を歩く二人。出会った新井に「向こうの会社やめて、出て来たの。あなたと離れたくない。東京で働くから、しばらくあなたの所に居させて。」と友美は迫った。困った新井は仕方なく、友美を自分の妹と言うことにして、友美に調子を合わすように言いくるめる。
友美を前にして、美佐代に「急に田舎から出て来た妹を、一晩だけ泊めてくれ。」と頼む新井である。美佐代は「規則違反だけど、妹さんなら仕方ないわ、それじゃ一晩だけ」と承知する。
隣の部屋のドアが開き、友美が顔を出し様子を窺い、新井の部屋に忍び込む。
寝ている新井のベッドに友美が滑り込む。あわてて追い出す新井だが、友美は「私が嫌いになったのね。」と泣き出す。「そうじゃないんだよ。」と困って新井は友美を抱いた。
その様子をドアの隙間から覗き見する美佐代、その目に嫉妬の炎。二人が盛り上がったときに躍り込んだ美佐代、新井を引き離し、友美に平手打ちを俗びせて「なんなのこれはッ?どういうことッ!」と反狂乱で叫んだ。友美は脅えて新井の恋人であることを白状する。「騙したのね。畜生!」と美佐代は友美を縛り上げ、「さあ、この娘の目の前で私を抱きなさい。」と新井に命令する。首を振る新井。「いやなら嘘ついたあなたはクビよ。それでいいのね。」と脅す美佐代。新井は仕方なく美佐代を抱く。美佐代の痴態に煽られて、段々その気になる新井。泣きながらそんな二人の情交を見つめる友美だった。
会社の総務課では新井が野々村課長に美佐代の横暴を訴える。古山が「社長の義姉には、逆らえないでしょう。僕も散々苦労しましたよ。」と横を向く。寮母が社長の義姉だと知って、目を輝かす野々村。「よし、俺に任せろ。一発逆転だ。」と胸を張った。
独身寮では友美を下女のように働かせている美佐代。そこへ新井が野々村を連れて来る。美佐代は野々村を見て驚く。その顔は亡き夫にどこか似ているではないか。野々村は「君は大事な社員を私物化している。そんなにやりたいなら、俺が相手だ。」と美佐代を二人の目の前で乱暴に犯しだす。そんな手荒い野々村の仕方に惹かれた美佐代は、犯されながら声を張り上げよがり出す。それを見て「どうだ、俺のこと、社長に執り成せ。リストラを撤回させろ。そうすれば、俺もここで暮らしてあげるが、どうだ?」と野々村は美佐代を激しく責め立てる。よがりながら歓喜に領く美佐代だった。
出演者:
監督:
中村和愛
上映期間:
2020/06/13 - 2020/06/19
上映時刻:
シアター:
月光に照らされる「平成商事・男子独身寮」その情景。美佐代の部屋。美佐代のなまめかしい寝姿。すると眠る美佐代(35)がもだえる。
美佐代の夢。美佐代が夫の修平(38)に抱かれている。悦楽に酔いしれる美佐代。突然励んでいた修平が苦しみ出し腹上死する。驚き悲鳴をあげる美佐代。
驚き目覚める美佐代。壁に修平の遺影が飾られている。汗を拭い、それを見詰める美佐代。美佐代の声で「また、いつもの夢を見た。やはり夫の死因は私にあったのだ。心臓の弱い夫は私の求めに応じて逝ったのだ。私は罪深い女だ。でもどうしてもそれを我慢できない…」
火照った身体にシャワーを浴びる。なまめかしい美佐代の身体。
古山の部屋の前。美佐代がやって来て、部屋の中を覗く。ベッドの中で寝息を立てている古山がいる。
美佐代が忍び込み、ベッドの中の古山に抱きすがる。驚き目覚める古山。抱きすがる美佐代を見て「…は、はい、ご奉仕させていただきます。」と丁寧に美佐代を抱く。
朝日の中、寝不足の古山が朝食を摂っている。そばで美佐代が甲斐甲斐しく世話をしている。「今日のお帰りは?」「残業で遅くなると思います。」「感心ね。よく働くわね。社長に良く言っとくわ。」「はい、ありがとうございます。」と頭を下げる古山だ。
出社する古山を見送る美佐代。美佐代の声で「他人は私に再婚を進めるが、私は今のままで満足だ。夫の残してくれた財産と、この寮母の仕事が気に入っている。」
片づけものをする美佐代。美佐代の声で「再婚すれば、この寮母の仕事をやめなくてはならない。この仕事をしていれば、私は思いのままで、若い男に不自由しない。なぜなら、社員はみんな、この私には逆らえないからだ。」
都心の町並みと「平成商事」の建物。同、総務部。古山と同僚の恋人・早苗(25)、それに課長の野々村(40)が働いている。そこへ新井(26)が着任の挨拶に来る。新井は今朝、名古屋支店から東京に着いたのだ。野々村はみんなに新入りの新井を紹介し、独身寮に入る手配をする。それを聞いて歓喜に震える古山だ。野々村に社長から呼び出しがあり、野々村は心配そうに出ていった。この会社でもリストラの嵐が吹いている。
給湯室。お茶を入れる早苗の所へやって来た古山が「おいおい、やっとあの寮から、あの女から逃げ出せるよ。」と感激に打ち震える。「よく今まで我慢したわ。立派だわ。」と古山を慰める早苗である。早苗は今日も残業をすると言う。それを聞いて領く古山。
総務部。肩を落とした野々村が帰って来て、頭を抱える。それを見て訳を聞く古山。野々村は社長からリストラ宣告を受け、三ヵ月後に解雇されると言う。「女房には逃げられるし、ほんと俺はついてない。」とぼやく野々村だ。気の毒そうに見つめる課員たち。
独身寮では古山が美佐代に新井を紹介している。優しくほほ笑み、新井を見つめる美佐代だ。新井は若くて美男子だ。新井は早速、送られて来た荷物を部屋に運ぶ。
古山は美佐代に「代わりが来たので、僕の奉仕の役目は終わりにしたいと思いますが、いいでしょうか?出来れば今からここを出たいのですが」と恐る恐る言う。「分かったわ、ご苦労様。あの人にここの規則、確かに伝えてちょうだい。」美佐代は簡単に古山を手放した。安堵のため息を漏らす古山だった。
新井の部屋。古山がやって来て、新井に寮の規則を伝える。「ここは独身寮だから、外泊と異性を連れ込むこたは絶対禁止。寮母の美佐代さんは若いが、哀れな未亡人だ。だからどんなことがあっても、あの人には逆らわないこと。あの人は社長の兄さんの嫁さんだった人で、社長とは懇意の仲だ。前にここにいた社員が、あの人に逆らって何人もクビになった。どんなことでも、あの人に奉仕の心で尽くすこと。これさえ守れば、君も出世コースに乗れるよ。」と教えた。神妙に領く新井に「来てくれて、本当にありがとう。助かったよ。後はよろしくな。」と喜々と喜ぶ古山である。
会社、総務部。早苗が一人残業している。そこへ古山がやって来て「今夜から、僕は君のアパートに泊まる。この日をどんなに待ったことか、僕たち結婚しよう。」とプロポーズ。早苗も感激に打ち震える。「野々村の後釜は俺に決まっている。俺が課長だ。あの女にはそれだけのことをして来た。奉仕してきた。やっと自由だ。」と喜ぶ古山は早速、早苗を抱いた。
独身寮、浴室。身体を洗う美佐代が新井を呼ぶ。やって来た新井に背中を流すように命令する。戸惑う新井に「ここの規則、聞いたでしょ。」と見つめる美佐代。驚きつつもすけべ心で、美佐代の豊満な肉体を洗う新井。すると美佐代も新井の身体を洗ってあげると言い出した。ソープ気分で美佐代のサービスを受ける夢心地の新井。
美佐代の部屋。新井が美佐代を抱いている。いや美佐代が新しい獲物にむしゃぶりついているのだ。すさまじいその欲情に呆れる新井。美佐代「お願い。もっともっと…」 駅前。一人の若い女・友美(24)が駅から出て来て、そばの電話ボックスに入る。
会社、総務課。電話を取る新井に「私、追って来ちゃった。すぐ会えない?」と恋人の友美が言った。驚く新井だった。
町中を歩く二人。出会った新井に「向こうの会社やめて、出て来たの。あなたと離れたくない。東京で働くから、しばらくあなたの所に居させて。」と友美は迫った。困った新井は仕方なく、友美を自分の妹と言うことにして、友美に調子を合わすように言いくるめる。
友美を前にして、美佐代に「急に田舎から出て来た妹を、一晩だけ泊めてくれ。」と頼む新井である。美佐代は「規則違反だけど、妹さんなら仕方ないわ、それじゃ一晩だけ」と承知する。
隣の部屋のドアが開き、友美が顔を出し様子を窺い、新井の部屋に忍び込む。
寝ている新井のベッドに友美が滑り込む。あわてて追い出す新井だが、友美は「私が嫌いになったのね。」と泣き出す。「そうじゃないんだよ。」と困って新井は友美を抱いた。
その様子をドアの隙間から覗き見する美佐代、その目に嫉妬の炎。二人が盛り上がったときに躍り込んだ美佐代、新井を引き離し、友美に平手打ちを俗びせて「なんなのこれはッ?どういうことッ!」と反狂乱で叫んだ。友美は脅えて新井の恋人であることを白状する。「騙したのね。畜生!」と美佐代は友美を縛り上げ、「さあ、この娘の目の前で私を抱きなさい。」と新井に命令する。首を振る新井。「いやなら嘘ついたあなたはクビよ。それでいいのね。」と脅す美佐代。新井は仕方なく美佐代を抱く。美佐代の痴態に煽られて、段々その気になる新井。泣きながらそんな二人の情交を見つめる友美だった。
会社の総務課では新井が野々村課長に美佐代の横暴を訴える。古山が「社長の義姉には、逆らえないでしょう。僕も散々苦労しましたよ。」と横を向く。寮母が社長の義姉だと知って、目を輝かす野々村。「よし、俺に任せろ。一発逆転だ。」と胸を張った。
独身寮では友美を下女のように働かせている美佐代。そこへ新井が野々村を連れて来る。美佐代は野々村を見て驚く。その顔は亡き夫にどこか似ているではないか。野々村は「君は大事な社員を私物化している。そんなにやりたいなら、俺が相手だ。」と美佐代を二人の目の前で乱暴に犯しだす。そんな手荒い野々村の仕方に惹かれた美佐代は、犯されながら声を張り上げよがり出す。それを見て「どうだ、俺のこと、社長に執り成せ。リストラを撤回させろ。そうすれば、俺もここで暮らしてあげるが、どうだ?」と野々村は美佐代を激しく責め立てる。よがりながら歓喜に領く美佐代だった。