結婚式当日。奈央は以前「近所のやさしいお兄ちゃん」と呼び慕っていた須藤と偶然再会する。須藤が全寮制の高校に進学する際に、奈央はお守りの鈴と四葉のクローバーをプレゼントしていたが、須藤は今でも大切に財布にくくりつけていた。須藤は今度の日曜、同時刻にまた会いたいと奈央を誘った。
奈央は、これはデートなのかと千里に相談するが、新婚旅行前夜の千里はつれない態度で、マンションの水漏れ修理を頼んでおいたとだけ言い残した。
翌日。修理工の瀬戸がやって来た。瀬戸に乱暴される妄想に陥り、現実の瀬戸を殴打し、気絶させてしまう。管理人の中之島にはひどく怒られる。
奈央は男性恐怖症を克服するため、セラピスト・理沙が主催する性科学研究所へ足を運ぶ。理沙の催眠術により、奈央は恐怖症の元がコート姿で黒い覆面を被った露出魔であることを知る。目覚めると、理沙が奥の部屋で瀬戸と性行為に及んでいた。瀬戸もこの研究所へ通っていたのだ。彼は幼少期のトラウマが元で、セックスの途中、脳内にアフリカ象の鳴き声が聞こえてしまうことに苦しんでいた。奈央は瀬戸のアドバイスを受けて、過去のトラウマの克服に挑む…。