理沙は学生時代からの恋人・大野に少し物足りなさを感じていた。真面目な会社員である彼とのセックスは、文学で描かれている人を狂わすような快楽とは程遠いものだったからだ。
ある日、理沙は編集長の麻子に代わって急遽彼女の自宅へ書類を取りに行く。なんとそこには小山内がいた。麻子と小山内は夫婦だったのだ。だが今は冷めた夫婦関係で、小山内は書くことを放棄し、趣味である料理に入れ込むだけの日々。理沙は感激し、名刺を渡して会社へ戻る。そして帰宅すると小山内の小説を読み耽りながらオナニーした。
後日、小山内から蕎麦を試食して欲しいと理沙に連絡が入る…。