奴隷弁護士 乱れエロスジ

  • 2019/10/12
出演者:
飛鳥ひとみ
葉月螢
林由美香
監督:
坂本太
上映期間:
2019/10/19 - 2019/10/25
上映時刻:
10:00~
ジャンル:
シアター:
夜の闇の中に一台の車が止まっている。車の中の男が、双眼鏡を取り出してマンションの一室を見ている、ほの暗い窓明りに映る男女の影、男の濃厚な愛撫に悶える豊満な肉体の女、気鋭の弁護士青山貴子『25』と、その婚約者の信一『28』である。いろいろやって果てる二人。そこへ、枕元の電話が鳴る。ハッとして受話器を取る貴子。「お楽しみも、今のうちだ。必ずお前を地獄に落としてやる」またいつものように嫌がらせの電話だった。
 郵便物を手にした貴子が入ってきて、デスクに座り仕分けすると、その中に差出名のない不審な手紙があった。封を切る貴子、中からワープロ書きの大きな文字で『お前は弁護士失格だ。人殺し!』と書かれてある。その手紙を丸めて愕然としていると、ノックと共にドアが開き、若い男、米田勲『21』が顔を出す。勲の依頼は、フィアンセの浜田智里『22』の強姦事件であった。「強姦!」一瞬二年前の事件が脳裏をかすめ、貴子は専門外と一度は断るが、自殺した米田織絵の弟だと言われ、行きがかり上、仕方なく智里の強姦事件を引き受けることになった。
 しかしこれが罠であった。実は勲は貴子に恨みを抱いていたのである。恨みの原因は、勲の姉、織絵の自殺にあった。数年前、弁護士に成り立ての貴子は、実績を上げようと焦っていた。そんな時、織絵が強姦されたと、貴子に相談を持ち掛けてきたのである。功を急いだ貴子は、逆に織絵を精神的に追いつめてしまった。その結果自殺してしまったのである。
 当時高校生だった勲は、姉の復讐を誓った。それは、貴子を最大限に辱めて死にいたらしめることだった。そして勲は虎視眈々とその機会を狙っていたのである。怪文書。間違い電話。何年間も続く嫌がらせに、貴子のストレスも最高潮に達していた。貴子もまた織絵の自殺に自責の念を感じ、深く傷ついているのである。そんな貴子を温かく見守る目があった。恋人の信一である。しかし最近の貴子には、信一の優しい気遣いすらも、心を癒すものではなくなっていた。
 一方勲は、強姦魔清水と密会していた。嫌がらせの数々を金で清水に頼んでいたのだ。そして貴子を襲うようにと、しかし逆に、金額が少ない分不足分の埋め合わせと言う事で、恋人である智里をやらせろと脅迫されてしまう。姉の復讐の為に智里を売ることを決意した。何も知らない智里はホテルの一室で勲に抱かれている。「飯でも食おう」と勲の言葉に、智里はシャワーを浴びにいく。そのすきに清水にダイヤルする勲、ノックの音にドアを開けると清水を招き入れて出ていく。智里は清水に強姦され、姉の復讐のための勲のさしがねということを聞かされる。
 また一方、清水は、信一を弁護士会のものと騙して、マンションに招き入れようと、先を行く信一の頭を殴り付けた。そして貴子が帰宅してくると、手足を縛られ口をガムテープで塞がれた信一が転がっているのを見て驚く。とその時、貴子の首元にナイフが押し付けられる。清水は信一が見ている前で、貴子を殴り飛ばして襲いかかる。必死に抵抗するが刃物には勝てない。清水は狂ったように乱暴に貴子を犯し出す。恋人の前で散々弄ばれ、清水の濃厚な愛撫に不覚ながらも感じてしまう貴子。清水はカメラを取り出すと放心した淫らな貴子の姿を取り、「お偉い先生もただの女だ。あの事務員と同じだ。あんたもあの事務員のように自殺でもしますかい?」と言い、笑いながら去っていく。泣いていた貴子は、気を取り直すと信一の縄を解き「…許して…。お願い」と懇願するが、冷たく見据えられる。「君は喜んでいた。それも激しく。そんな君は嫌いだ。」と、そそくさと去って行った。貴子は何も返す言葉がなくただ絶望的に泣くだけだった。その時ふと脳裏に蘇る清水の顔。「あの事務員と同じだ。あんたもあの事務員のように自殺でもしますかい?」貴子はハッとした。
 数日後、貴子の事務所では勲が封筒を出して、これを買って貰いたいと貴子を脅迫している。やっとの思いで復讐に至った勲だが、お姉さんを強姦したのは清水だと聞かされ、騙されていた自分に気が付く。二人は清水に対する怒り心頭で、ある計画を思い付く。
 ネグリジェ姿のなまめかしい貴子がブランデーをグラスに注ぐと、そのボトルに痒れ薬を入れる。酒を飲みながら清水を待ち、写真を買う替わりに抱かれたいと…奥の部屋で勲が隠れているとも知らずに、貴子の質問に次々と答えていく清水、痺れ薬が効いて悲鳴を上げ倒れ込みもがき出す。部屋から出てきた勲の目は、憎悪に燃え、手にはナイフが握られている。驚く清水だが痒れて声もでず、動けない。ナイフを振り上げる勲だが貴子にとめられる。「どの道、この男は私を犯そうとして、止めに入ったあなたに刺されて死ぬの。正当防衛よ。証人はこの私。だからその前に冥土の土産に見せてやりましょうよ、たっぷりと…」痺れて動けない清水の前で、勲に抱かれる貴子。
 その濃艶な情事。清水は口から泡を吐き、恐怖に苛まれながら二人の濃厚な情事を見つめて悶える。やがて二人は果て、清水への復讐が終わる。