行きつけのロックバーで、典子は友人の官能小説家・ユズと飲んだ。ユズはあのテレビで典子が落ち込んでいるのではと予想して来てくれた。バーの店員・錠は長年連れ添ったユズの恋人で、ここで働きながらバンド活動をしている。典子は本当は口下手で男性経験も1人だけ。しかし、世間のイメージする「柴城麗美」は小説のためにセックスしたりオナニーしたりする淫乱女。典子はそのギャップに悩んでいた。
バーからの帰り道、楠田の眼の前に典子が走ってきた。男性客の田中と佐藤に絡まれ逃げてきたのだ。ベロベロに酔った典子を、楠田は仕方なく自宅まで送り届けた。
典子は自作のAV化の企画に伴い、麗美として撮影現場にやって来た。ADの楠田は麗美を迎えると、あの夜の酔っぱらい・典子だと気づくが、典子はそのことを覚えていないようだった。監督の菅谷は、次回作でも麗美原作で制作することを持ちかける。AV業界のスタッフを主役にした題材のネタの参考にと、彼は楠田を紹介した。典子は楠田への取材を始めるが…。