熟妻の性 蠢く不倫恥態

  • 2019/09/14
出演者:
水奈りか
桃井桜子
青井みずき
監督:
北沢幸雄
上映期間:
2019/09/21 - 2019/09/27
上映時刻:
10:00~
ジャンル:
シアター:
松井ゆかりは受話器に向かって、喘ぎ声をあげていた。昼間からゆかりはテレフォンセックスに夢中になっている。実はこれ、彼女のアルバイトなのだ。
 ツーショットのバイトには仲間がいた。一番年上の北山貴子と新婚の浅田佐織だ。3人はヨガ教室で知り合ったのだが、何かいいアルバイトはないか、と言うことで意見が一致して、貴子がこのバイトを提案し、後の二人が快諾したのだ。
 うららかな日差しの昼下がり、3人の人妻は、カーテンを閉め切って、下半身をくねらせながら、甘い吐息を漏らしていたのだ。
 ゆかりはツーショットのバイトを始めてから、夜の生活がめっきり激しくなっていた。昼間のもやもやが夜まで残っていて、車のセールスを仕事にしている夫の松井が帰宅するなり、求めるのだ。妻のバイトの内容を知らない松井は、新婚でもあるまいし、なぜ急にゆかりが激しくなったのかわからない。松井は、妻の要求に応えられるだけ、応えるのだが、それでも疲れた夜など拒否することがある。そんなとき、ゆかりはふてくされてしまう。松井はただ戸惑うばかりなのだが…。
 佐織は、結婚以来エクスタシーを感じたことがなかった。夫の浅田が超早漏なのだ。佐織は、前の晩からのもやもやを、ツーショットダイヤルで解消していた。
 カセットテープからはゆかりの喘ぎ声が聞こえている。ゆかりのテレフォンセックスを貴子が盗み取りしたものだ。貴子と開業医の夫、北山が固唾を呑んでそれを聞いていた。
「いい声だ、一度お願いしたいもんだ」と、北山が舌なめずりして呟いた。二人は、喘ぎ声を聞きながら、考え込んだ。
 一週門前のことだった。欲求不満の高じたゆかりは、ツーショットで相手をした男と、デートの約束をしてしまった。男は想像より落ちたが、まあまあ我慢できた。二人は早速ホテルヘ向かった。そんな二人の後ろ姿を、写真に撮る者がいた。貴子だ。貴子はホテルに入るゆかりたちを、バッチリ盗み撮った。
 そんなことは知らないゆかりは、不倫という罪悪感と、男のテクニックに、久しぶりに激しく燃えていた。
 現像された写真を前に、貴子と北山は考え込んでいた。
「いい考えがある。この写真をネタに誘拐ごっこをやろう。こりゃ、凄い刺激になるぞ」と北山が叫んだ。
 土曜日、松井と二人で家でくつろいでいたゆかりは、貴子に電話で呼び出され、例の写真を見せられ、「誘拐する」と宣言された。ゆかりは呆気に取られるのだった。さっそく北山は松井に電話を入れた。
「北山だが、奥さんを誘拐した、返して欲しければ、28万用意して持って来い。さもなくば奥さんにアナルの味を教え込んでやる」
 北山は松井から車を購入していた。その車がこの間故障して、修理費に28万掛かったのだ。電話を受け取った松井は、「寝耳に水、冗談は止せ」と叫んだが、北山は本気らしい。ばかばかしいから放っておこうと思うのだが、ゆかりが心配でたまらない。とりあえず、警察に電話をしてみるのだが、「そんな誘拐があるか」と一喝されてしまった。松井は考えあぐねた末、北山の家に妻を取り返しに行くことにした。北山の家の前で、やってきた松井を貴子が待ち受けていた。貴子は近くの公園へ松井を連れて行った。
「お金を用意するのがイヤなら、私を誘拐して」と、貴子は迫った。
 二人が揉めているところへ、買物に行く佐織が通りかかった。松井は、佐織を見た瞬間、「彼女を誘拐して、身代金28万を用立ててやろう」と、バカなことを思いついた。北山夫婦の策略に、知らず知らずのうちに、はまってしまっていたのだ。
 そんな頃、ゆかりと北山は妙な気分になっていた。弱々しく拒むゆかりに、興奮しきった北山がバイブで責めたたてる。実は北山はインポだったのだ。
 勝手についてきた貴子と、誘拐と称して佐織を家に連れてきた松井は、佐織の亭主、浅田に身代金を要求しようとした。ところが、長距離トラックの運転手の浅田は明朝まで帰らない、と言うのだ。松井は、仕方なく北山の家に電話して、佐織を誘拐したことを告げ、「金を用意するから明朝まで女房に手を出すな」と怒鳴った。
 北山は、「そんなに待てない、好きなようにさせてもらう」と、嘘をついて電話を切った。
 それなら俺も、と松井は佐織に襲いかかったのだ。最初こそ抵抗したものの、佐織は、夫の早漏を愚痴り、絶頂へ導いてくれるなら」と自ら躯を開いた。佐織は、松井の下で矯声をあげ始める。貴子は、「どうして私にしてくれないの」と、ぶつぶつ言いながらも、興奮して二人の行為を見つめた。佐織が、絶頂を迎えた。そこへ、北山から電話が入った。
「いよいよこれから、お前の女房にアナルの快感を教えてやる」と、怒鳴るように言って、北山は電話を切った。
 松井は、再び舞い上がった。まだぐったりと体を横たえている佐織の尻に突進していった。
 夜が明けた早朝、疲れ切った松井は、眠い目をこすりながら浅田家に電話を入れた。
「奥さんを早く連れ戻しに来てくれ」と、拝むように言って、電話を切った。
 松井に抱かれ何度も絶頂を覚えた佐織は、亭主のところに帰るのはイヤだ、「離楯する」と言い出していたのだ。
 早速、浅田が飛んできた。話を聞いた浅田は、顔面蒼白になり、松井に飛びかかるのかと思いきや意外にもうなだれ、涙ぐんだのだ。「佐織が自分には満足していないのを知っていた」と言うのだ。
 何だか重苦しい雰囲気に包まれたとき、待ってましたとばかりに、貴子が口を挟んだ。
「あなたの早漏が治ればいいのよ、私に任せてくれれば治してあげる」
 佐織と松井の前で、浅田の治療という名目で、貴子とのセックスが始まった。熟練の貴子は、浅田がイッてしまっても、喘ぎ続ける。自信が出てきた浅田は直に回復して、再び貴子を責める。今までには考えられなかった位の時間が過ぎた。浅田が自信を取り戻した。それを見ていた佐織が、嬉しそうに領いた。
 浅田と佐織が帰り、二人きりになった松井と貴子は、疲れ切っていた。
「あんた達夫婦は、いつもこんなことやってるのか」と、頭を抱え込んでいた松井が、呟くように問いかけた。
「うちの夫、ダメなのよ。インポなの。それを治すためにいろんなことしてみたけど……」と、貴子が笑みを浮かべた。
 それぞれの夫婦が、人知れず性の悩みを抱えて、我慢して生活している。そんな思いを知らされた一日であった。貴子が出て行くと、すれ違いにゆかりが戻って来た。バイブだけでは物足りなかったゆかりは、松井を押し倒して馬乗りになった。ゆかりとするSEXがこれほど新鮮に思えた時はなかった。