恥じる喪服妻 潤う巨尻

  • 2019/09/06
出演者:
篠宮麗子
今井恭子
林由美香
監督:
遠軽太朗
上映期間:
2019/09/07 - 2019/09/13
上映時刻:
10:00~
ジャンル:
シアター:
大飼義三は一夜の妻を流通するレンタル妻クラブ『メリーウィドウ』のオーナーだ。
 犬飼は嘘かまことか、この仕事を社会奉仕と称している。妻を持てない男性に一夜の夫婦気分を味わっていただく。女性が強くなったせいか、男性が弱くなったせいなのか、急増した『結婚できない男』や『離婚された男』にささやかながら夢を与える仕事~それがレンタル妻クラブである、と犬飼はいうのである。
 こうした男達の心を癒すには、結婚経験がある(といってもふれこみだが)未亡人が相応しいという趣旨で、所属の女性は全て未亡人!を謳い文句にしていた。
 犬飼が『ウィドウ(未亡人)』と呼ぶ所属の女性の中でも沢崎多恵美は最も人気があった。夫をなくして喪に伏し、悲しみに耐える女のイメージが男心をそそる上に、多恵美は誠心誠意お客様に尽くすので評判が良いのだ。
 今日のお客様は妻に逃げられた惨めな中年男佐々山善則だ。夫への思いが消えきらないような風情の多恵美に、佐々山はその気持ちをほぐすように語りかけ、そして優しく彼女を抱いた。
 また、飯島奈津子はアルバイト感覚派の一人。しかし、この仕事にだって苦労がないわけではない。中堅商社の部長だという橋田というその男は、奈津子に喪服姿のままキッチンに立つように命じる。その背後に立った橋田は、未亡人のくせに他の男にこうして身を任せようとする奈津子に罵声を浴びせながら、裾をめくり上げると恥ずかしい箇所を触りつづけた。ひとしきり体をもてあそんだ橋田は、奈津子に口による愛撫を求めた。奈津子は、それはシャワーを浴びて欲しい望むが、橋田は無理にさせようとする。さすがに切れた奈津子は家を飛び出した。
 ちょうどそのころ、駒田忠芳は自分の妻、晶子を抱いていた。その日は、ある雑誌の編集長である忠芳にしては早い帰宅だった。夕食の準備をこれから始めようとしていた晶子に、忠芳は急に抱きついて、いきなりベッドに押し倒し、濃厚なセックスが始まったのだ。つくづく忠芳はかなり年下の晶子の体がいとおしいと感じていた。
 一方、事務所に駆け込んできた奈津子は怒り心頭の様子。橋田のことで、犬飼に食ってかかっていた。全てを聞き終わった犬飼は『こころ』の大切さを説きながら、犬飼の手は巧みに奈津子の体を巧みに愛撫し始めた。奈津子の体はその愛撫に反応し始める。喪服をたくし上げ、股間を舐める犬飼。
 今忠芳の頭を悩ませているのは、今度担当になった新進作家の矢吹京助のことだった。飛ぶ鳥を落とす勢いの作家だが、その気難しさも天下一品。ただし、この作家にも唯一弱点があった。それは、無類の女好きだという事である。その矢吹がどこで聞いたのか、忠芳の若妻に興味を持っているという。雑誌社の社長は京助と話を進め、晶子を抱きに京助が次の週末忠芳の家に行くと言うのだ。
 晶子は京助の小説の大ファンで、忠芳が担当になったことを喜んでいるため、嫉妬深い忠芳としては口が裂けてもそんなことを妻に言い出すわけにはいかないのだ。
 困りきった忠芳は後輩・佐々山に相談を持ちかけた。その友人ほ忠芳に妙案を伝えた。レンタル妻クラブを利用し、一晩、妻を入れ替えるのだ。
 佐々山は再び、多恵美を指名した。佐々山は多恵美に事情を説明し、翌日、忠芳の家に行ってもらえないかと申し出た。忠芳は晶子には出張するから実家に帰っていてくれと言う。
 多恵美は忠芳の妻を思う気持ちに感動し、この計画に協力することを約束する。
 夜、矢吹がやってきた。新進の作家は自信に溢れ、傲慢な態度の男だ。多恵美にも下心丸出しの態度である。酔うほどにそれはエスカレートしてきた。
 家を出た忠芳は気付かなかったが、その様子を監視する視線があった。妻の晶子である。晶子は自宅を監視していたのだ。多恵美はいつもの仕事のように喪服姿になって矢吹を誘惑した。
 不安を感じた忠芳はこっそり家に戻り、その様子を覗き見する。未亡人となって、矢吹に身を寄せる多恵美の姿を見て、忠芳は妻の晶子に感じるのと同様の嫉妬心を押さえることができなかった。
 忠芳は部屋に入ると、今まさに多恵美を押し倒そうとしていた矢吹を「人の女房に何しやがる」とばかりに、叩き出してしまう。
 ズボンを半分下ろした惨めな格好で外に放り出きれた矢吹に、一人の女性が声を掛けた。晶子である。自分の雑誌の花形作家に暴力を振るうという自分の行為に呆然とする忠芳に、多恵美は感謝の言葉をかける。自分のために怒ってくれた忠芳に感動したのだ。「本当の奥さんをレンタルしようとしたわけじゃないわ。奥さんを守ろうとしたんでしょう」「しかし、妻をレンタルしようとしたことにかわりはない」「じゃあ、今日は私があなたの奥さんだと思って。お詫びの気持ちを私に伝えて」この夜、二人は夫婦として一夜を過ごした。
 その頃ホテルの一室で…矢吹が晶子の体を愛撫しながら、今夜起こったことを話していた。「まさか、君があいつの奥方とはな」「でも今夜はあの人の妻じゃないわ。今、家にいるあの女の代わり」「それにしても、面白い話だな。いや、まてよ、この話はつかえるぜ」「ねえ、先生。私とお話がしたいの、それとも…」晶子は矢吹に体を任せた。
 そんなことはまるでなかったうようにその後、多恵美にも忠芳・晶子夫妻も変わらぬ日常が続いていた。
 ただし、忠芳には不思議に思うことがあった。あんなことがあったのに、忠芳はその後も矢吹の編集者を続けることができたのだ。しかも、矢吹の新作は喪服姿のレンタル妻を扱ったものだった。この話は自分たちがモデルではないか?その疑問を忠芳はおそるおそる妻に訊ねるが、晶子は「たかが小説のことでしょ?」ととりあわない。
 一方多恵美は、相変らず、菩薩ぶりを発揮していた。寂しい男たちの一夜の妻として・・・。いつもの喪服姿で。