上京してすぐチンピラに絡まれ怪我をした太一は病院に担ぎ込まれた。治療費を払えず、渋々兄・陽一の助けを借りることにした。
陽一は東京の大学を卒業し商社に就職してたが、父と犬猿の仲でここ十年会っていなかった。病院に現れたのは、翔太が憧れていた高校の同級生・薫だった。彼女は陽一の再婚相手だった。
太一は陽一に暫く泊めて欲しいと懇願した。陽一はゆうりの件はともかく父から逃げた翔太に共感し承諾した。翌日、翔太がバイト探しに出かけると薫がついてきた。バイトは不採用になり、翔太は薫と束の間のデートを楽しむ。
そこで陽一が水商売風のゆりあと歩いている所を目撃する。ゆりあは陽一が薫と出会う前から付き合っていた女だった…。