哀れ耕作はローーン返済の為の残業と地獄の通勤で肉体疲労はピークに達し心因性勃起不全症になってしまったのだ。
雛子は、自分の我侭で耕作を追い詰めた事を反省し愛する夫の負担を少しでも助けるのが妻の役目と「運転免許」を取得し通勤地獄から耕作を教ってあげようと思い付く。
…が、生来の運動音痴と天然ボケが災いし「自動車学校」側から「免許取得」を断念する様に説得され追い返される始末。
「免許」を取得しなければ幸せな夫婦生活は戻って来ない、諦め切れない雛子は姉の、小泉美沙に相談を持ち掛ける。
美沙は、車に乗り、走り出すと無性に男が欲しくなるという「ドライビング・ハイ・マニア」の人妻。
「免許取得」の切実な事情を話す雛子に、美沙が紹介したのは「大山パーソナルドライビング・スクール」。懇切丁寧な完全個人指導で、どんな「運転音痴」も合格させるモグリの教習所。
不安を感じながらも「免許取得」と「幸せな夫婦生活」の為、雛子は「大山パーソナルドライビング・スクール」へ通う事を決心する。
「大山パーソナルドライビング・スクール」は、元大手自動車教習所の教習員だった大山吾郎が校長を務め、もう一人永野志穂の二人が教習員を務めている。その指導方針「運転は技術にあらず…愛である」をモットーに日々、雛子と同様の「問題兄達」を熱血指導していた。
カリキユラムは、本来の自動車学校と変わらないが、ただ一つ違っているのは教習員である大山と志穂が痴漢と痴女というもう一つの顔を持っている事だけ。
しかし、生徒達は大山と志穂の痴漢行為に運転中の緊張をほぐされ運転技術を向上させていく。病的アガリ症のチンピラ中井健介は、路上教習中の志穂の痴女行為で弱点を克服し、自動車事故を起こす事でしか男性機能を回復出来ず免許取り消しを繰り返す中井健介も志穂の献身的指導で事故を起こさずとも機能回復出来る様になっていく。
やがて、通い始めた雛子も大山の痴漢行為に戸惑いながらも、次第に運転中の緊張から解放され大山に触られている事でリラックスし運転技術が向上していく自分に気付く。
そして、ついに最終路上実地試験に望む雛子。
緊張して旨く出来ない雛子はリラックスする為、大山の手を自らの体に触れさせていく。大山の絶妙な動きに落ち着きを取り戻し見事最後のハンコを獲得していく。
仕事帰りの耕作が駅から出て来る。
その前に止まる車。見事「免許」を取得した雄子が運転している。
しかし、スムーズな運転の為には運転中に耕作の痴漢行為が必要な雛子。通勤地獄からの解放と車の中での痴漢行為によって耕作の男性機能はすっかり回復している。