美人女将の性欲 恥さらしなパンティ

  • 2019/07/31
出演者:
須藤あゆみ
麻生みゅう
泉由紀子
監督:
中村和愛
上映期間:
2019/08/03 - 2019/08/09
上映時刻:
10:00~
シアター:
東京郊外の、とある旅館。ここを切り盛りしているのは、持田一男とその妻奈津子。家族経営のこの旅館は、板前さんを数人雇った以外は、一男の妹の夢子が接客を引き受けている。
 ある昼さがり。仕事は殆ど無く、夢子は買い物に出かけていた。部屋で帳簿をつけている奈津子。そこへ、お茶を持って一男がやって来る。「大分、慣れてきたね」「ええ」言葉を交わしているうちに何かムラムラしてきた一男。奈津子の体に触れ、撫で回していく。そんな二男に、奈津子もイヤよダメよは最初だけ。互いの背中に腕を絡め、盛り上がっていく二人。一男の股間に顔を埋める奈津子。悶絶しながら「どこでそんなワザ覚えたの?」と聞いてくる一男。そして、さらには奈津子の昔の男関係についてまで質問してくる。「また…」呆れ半分うんざり半分の奈津子。一男の目つきが変わってきた。
 その時、一人の客がやって来る。松葉杖をついて片足を引きずっている若い男だ。服の乱れを直しながら出てきた奈津子と顔を見合わせ、互いにアッと声を上げる。大学時代の恋人小谷であった。久し振りと笑顔を見せる小谷。奈津子は小谷の足の様子が気になってしょうがない。
 部屋に案内し、不自由な足の小谷の着替えを手伝っている奈津子。たくましい小谷の肉体、思わず触れあう指先、二人の間におかしな空気が漂いだす。そして、自然に下を重ねる奈津子は、小谷の上になり身体を愛撫してゆく
 無かったように、小谷は浴湯、奈津子は自分の部屋へ戻る。とそこには、布団を敷いてさっきの続きをしようと待っている一男がいた。いきなり、身体をまさぐり、行為と会話の続きをしてくる。奈津子の方は、先程小谷としたばかりなので、あんまり乗れない「さっきの客、昔の男か?」うなずくしかない奈津子。「だったら、後で挨拶しとかないと」そこへまた、来客を知らせるベルの音が。
 着崩れのないことをチェックして、迎えに出る奈津子。その男を見て、アッと息を呑む奈津子。男の方は、奈津子にニヤッといやらしく笑うだけであった。
 男は先原という、奈津子のOL時代の上司。その頃、先原と不倫の恋というやつに、はまってしまっていた。
 「噂で、奈津子がここの女将さんだって聞いてさ。リストラで会社追ん出されるわ、逃げた女房に慰謝料がっぼり持ってかれるわで散々なんだよ。ちょっと、金貸してほしいんだけどな」
 毅然と断る奈津子。そんな奈津子に手を伸ばし、まさぐりながら説得にかかる先原。必死に堪える奈津子。服を脱がし、事に入ろうとするが、何やら調子がおかしい…「やっぱり、ダメか」肩を落とす先原。彼はインポになっていたのだった。先原がここに来た理由は、そっちの治療が本来の目的で、金の無心は照れ隠しのようだ。落ち込む先原が少しかわいそうになる奈津子。
 フロントで考えこんでいる奈津子。一男が、そこにまたやってきて続きをしようとするが、奈津子は、二度あることは何とやらで、それを拒む。納得しない一男だが、しつこく続けているとまた誰かが…。しかし、それは買い物から帰ってきた夢子だった。夕食時、忙しそうに御膳を運ぶ奈津子と夢子。二人が廊下を進んでいると、カップル連れの客と出くわす。思わず顔を見合わせ立ちすくむ四人。そのカップルは、藤木史郎と市村正子であった。藤木は、かつての夢子の恋人、さらに正子は先原の元妻であった。つまり奈津子と取り合いをした間柄だ。藤木の後姿を睨みつけている夢子  気になった奈津子は、夢子を人気の無いところに連れていって、事情を聞いてみる。最初は渋っていた夢子も女同士ということもあって、涙ながらに事の顛末を奈津子に話しだす。「絶対、あの一緒にきている女の人もだまされている。分かるんだ、私には…」奈津子の気持ちは複雑である。しかし、これは見過ごせない事だ。
 藤木と正子、部屋に入るなり抱き合い何かに憑かれたかのような熱いセックスが始まる。事が終わり、金を差し出す正子。「どうも」と軽く受ける藤木。「早く結婚したいわ。離婚したばっかりだけど、ここの温泉安産にいいんですってよ。私、少ししたら入ってくるわ」
 廊下で浴衣姿の先原とすれ違う奈津子。「ここの温泉、結構効くかもしんない」嬉しそうに股間をさする先原に、何と言ってよいか分からない。
 小谷の部屋。挨拶に来た一男がそのまま居て、酒を汲み交わし何やら意気投合した様子。「もっと呑みませんか。私の御馳走ということで」上機嫌の二男、部屋を出ていく。
 二男が厨房に向かっていると、廊下で藤木と正子がでてくるのにぶつかる。奈津子が陰からその様子を伺っている。正子も風呂へ向かった。つまり二人の部屋は、今は空。そのことを確認してその場を去る。
 先原が部屋のTVでアダルトビデオを見ている。とそこへやってくる奈津子。先原、慌てて「治療のためだよ…大体何だよ。すいません位言ってから入ってこいよ」「そんなことより、話があるの…」
 藤木はその足で、夢子のところにいった。夢子をその場で押し倒し、夢子の上で達する。「な、少しは大人になったんだろ。つまんないこと考えてないよな」
 厨房に戻ってきた夢子は、板さんから酒を小谷の部屋と藤木の部屋に持っていってくれと頼まれる。夢子は、何を思ったか一つの徳利の中に酒でなく酢を入れる。そして、もうちの徳利に酒を入れようとしたところ、瓶が空。新しいのを出そうと、その場を外したところに待ちかねた一男がやってきて酢入りの徳利を、持っていってしまう。
 部屋に藤木が帰って来ると、奈津子が待っている。驚く藤木に、夢子の事を刺激しないでくれと言う奈津子。藤木は笑って取り合わない。奈津子、諦めた様に自ら帯を解き、身体を寄せ背中に手を回してくる。良く訳が分からないが据え膳食わぬは何とやらで、奈津子を抱く藤木。
 そして、その様子を押し入れの中から窺っている先原。「確かに、AVよりすげえや…」乱れていく奈津子を見ながら、モゾモゾ股間をいじっていると、ムクムクと元気になってくる兆候が…と、そこへ正子が戻ってくる。唖然となる正子。藤木もとっさに言葉が出ない。正子、ヒステリックにがなりたててる。奈津子は、何も言い訳せず藤木の方を見る。おとなしくしていた藤木、いい加減にしろと正子を張り倒す。「ゴチヤゴチヤうるせえんだよ、黙って金出してりゃかわいいのによ。誰が好き好んでお前なんかとやるんだよ…」「俺だよ!」怒鳴り声と共に、先原がいきなり押し入れから飛び出してくる。腰を抜かした藤木を、張り倒していく。
 小谷と二男は、徳利をすでに呑んでしまっていた。ベロベロに酔っている二人。若い小谷が一男に乗せられ、一気呑みしている。そこに泡食って夢子が駆け込んでくる。だが、徳利は空…いつの聞にか一男は高鼾。小谷もさすがに酢を一気に呑んで、気持ちが悪くなってきて、洗面所に向かおうとするが、歩行がフラフラで覚束無い。夢子が支えようと近寄ると、グラッと崩れる小谷。大丈夫ですかと声をかける夢子。小谷の顔に満面の笑みが零れる。何と小谷の膝が曲がるのである。嬉しさの余り抱き付く小谷。すっかり夜も更けて、眠りにつく時間。浴場では、湯船で絡み合っている先原と正子。
 小谷の部屋では、夢子が小谷の足をマッサージしてやりながら、会話に花が咲いている。二人の間に、何かが芽生えたようだ。 そして、一男と奈津子の部屋。「ねえ、あなた。ウチの温泉、本当にたくさん効能があるのね」「まあ、な」「だって、縁結びの効能まであるなんて」今日一日、色々なことがあったが、取敢えずは納まった。安堵の気持ちを抱えたまま、絶頂に向かっていく奈津子。