マリカには、明男が働いていた会社の社長・広田というパトロンがいた。お通夜の時に無理矢理犯され、以来ずるずると関係を続けていた。
翌日、マリカは明男との思い出が詰まった公園にいると、後ろの空き地から大きな音が聞こえてきた。男はなんと明男そっくりで、自分は執事のセバスチャンだと言うばかりだった。マリカは怖くなりその場から逃げ出すが、驚きのあまり脚に怪我をしてしまった。セバスチャンはそんなマリカをおぶって家まで連れ帰った。
彼の看病を受けているうち、西村が訪ねてきた。実は西村は高額な着物を売りつけるジゴロで、かなえとグルになりマリカを騙そうとしていた。西村が帰るとセバスチャンは彼とは関わらない方がいいと助言した…。