取析は順調に進み「はいカット。オッケーです、お疲れ様でした」と言う監督の佐々木三郎の声で、無事今日の取材は終了した。即座にスタッフたちは撤収に取りかかる。ADの中島聡司がカメラケーブルを巻いていると、カメラマンの蹴りが飛んで来た。仕事に身の入らない聡司は佐々木にも罵声を浴びせられる。「使えねーな、ホントに。そんなんだから彼女にも逃げられるんだ」聡司はムッとして「彼女のことは、関係ないでしょう」と突っ掛かる。それを見ていた愛染が間に割って入って来た。どうやら、聡司のSEXが下手なせいで、彼女に愛想を尽かされそうらしい。愛染は優しい口調で「あなた、少し残っていきなさい」と、言う。その愛染の一言で佐々木の了解を得て聡司は残る事にした。
愛染クリニックの客用ソファに腰を下ろした聡司は、所在なげに辺りを見回している。やがて愛染は自分の本(愛染恭子のGの快感)を元に講義を始めた。
(法則22・・・セックス上手は、キス上手から)「キスをするときは、フィット感を大切にね。唇の瑞と瑞とをフィットさせて…」などの項目に沿って初心者の聡司にも、分かり易く説明してくれた。「そうだったのか・・・!」と聡司が呟く。「さて、ここからが重要よ。良く聞いて」と、愛染が言い掛けたとき若い聴司は「もう充分す。オレ、早速試してみます!」と、言って愛染クリニックを出て行ってしまった。
聡司の彼女森脇ゆかりの部屋。聡司は愛染の言葉を思い出しながら、ゆかりにキスをする。「なんか今日の聡司、いい感じ…」目が潤むゆかり。しかし、若い聡司はもう我慢できない。早急にゆかりに挿入。そして、いきなりピストンを始めた。嫌がるゆかりをお構いなしに、早くも絶頂に達してしまった。満足そうな聡司。だが、ゆかりはすっかりシラケている。「あんたはいっつもそう、自分勝手で、独りよがりで、女の気持ちなんて全然考えてないんだから!」と、ゆかりは言い聴司は裸のまま、表に追い出されてしまった。
翌日、再び愛染クリニック。昨日に引き続きインタビューを受ける愛染。インタビューの最中、愛染の視線は聡司に。カメラマンがスイッチを止め「ロールチェンジです」と、言う声で小休止に入る。皆にお茶を配る聡司は愛染にも紙コップを手渡す。「昨日、上手くいかなかったでしょう」うなずく事しか出来ない聡司。
とあるマンションの密室。ベットの上で珠美が横になっている。珠美もまた性に悩む女性だったのだ。「愛染さん、私イッたことがないんです」愛染は優しく微笑み「大丈夫よ」と、言い珠美の股間に手を伸ばした。やがてGスポットを刺激され、潮を吹くと共に絶頂をむかえた。
ある日、聡司が心改めて愛染に弟子入り志願した。なぜなら彼女の珠美が年上の男吉村文雄と浮気をしているらしだ。それを聞いた愛染はこころ良く引き受け、それから厳しい修業が始まった。
数か月後、ソファーでくつろぐ愛染が何を思い付いたか、突然ガバッと跳ね起きると彼女と浮気相手の男を調べてきなさい。と、言い聡司はそれに従った。
翌日、聡司はDVカメラを持って愛染の前に現れた。どうやら聡司が二人の密会を盗み撮りしたらしい。そのビデオには、ゆかりと吉村が愛し合う様子が克明に記録されている。吉村はさすがに経験豊富な中年である。熟練したテクニックで、ゆかりに快感を与えていく。たっぷり時間をかけて、ゆかりの女性器を舌で砥めまくる。そして、挿入・・・。瞬く間に絶頂に達した。
愛染は二人のラブシーンを画面で見ながら感心している。愛染は吉村のテクニックを80点位と評価し、聡司にもまだ彼女を取り戻せる可能性が有ると言った。
ベットの上で愛染の最後のプライベートレッスンが始まる。愛染はGスポットの上を行く、ゴールデンGスポットを聡司に伝授した。燃え上がる二人。やがて絶頂と共に愛染は潮を吹いた…。
数日後、愛染の元を離れた聡司がゆかりと突然現れた。何と!今度はゆかりが聡司を取り戻す方法を教えてほしいと・・・。何故なら、聴司が愛染の事を忘れられなくなってしまたのだ。微笑む愛染。そして「いいわ、二人まとめて面倒みてあげる。でも、私の本気の授業は厳しいわよ!」・・・。