ノーパン熟女 まくる長襦袢

  • 2019/05/11
出演者:
黒田詩織
風間今日子
しのざきさとみ
監督:
下元哲
上映期間:
2019/05/18 - 2019/05/24
上映時刻:
10:00~
ジャンル:
シアター:
主人公の山村里美は、3年前に現在の夫・耕作と結婚した。耕作はだいぶ年上で、再婚の上に連れ子もいた。周囲には反対する声もあったが、里美には気にならなかった。耕作は気の優しい、仕事熱心な男だった。里美に対しても誠実だった。そして耕作の息子・勇二も、実の母親を早くに亡くしていたせいだろうか、里美に好意を持ってくれた。年が近いせいもあって、親子というよりは姉弟のような二人だったが…。耕作と里美の夫婦の営みは、ほとんど毎晩のように続いていた。激しく愛し合い、絶頂の時を迎える度に、里美は女に生まれた悦びを噛みしめるのだった。男に愛され、抱かれる悦び。里美は、幸せだった。
 しかし、里美は気がついていなかった。自分が女の悲鳴を上げる度に、自室の勇二が耳を塞いでいることを…勇二は、里美に好意を待っていた。だからこそ、必死になって、里美の「女」の顔を見ないようにしていたのだ。「あの人は、母親なのだ…恋をしてはいけないのだ…」勇二は自分にそう言い聞かせていた。しかし、女盛りの里美は、そこにいるだけで匂い立つような色香があるのだ。勇二は里美への思いを振り切るため、女遊びを覚え、あまり家に帰らないようになった。耕作はそんな勇二を不良息子と決めつけ、しだいに扱いに手を焼くようになる。そんなある日。世間に吹き荒れる平成不況の嵐に巻き込まれ、耕作が会社をリストラされてしまった。真面日だつた耕作はそのショックから荒れ始め、酒に溺れるようになる。生活に追われた里美は、仕方なく、自分の特技である「書」の才を生かしてささやかな収入を得るようになる。
 額に飾る文字を書いたり、頼まれれば代書までも引き受けた。素封家の箱入り娘として育った里美が、初めて味わう生活の苦労だった。書の腕前も師範級の里美にとって、代書の仕事は時に屈辱的でさえあったが、生きていくためには仕方がなかった。しばらくはそんな生活が続いた。里美に負担をかけているという精神的な部分からか、耕作の男性は役に立たなくなっていた。耕作は猜疑心の固まりとなり、里美の貞操を疑うようになる。
「お前…俺のがだめだからって、他の男としてるんじゃないだろうな?」「そんなことありません。私はあなたのことを愛しています」しかし、里美が何を言っても、耕作の疑惑は強まるばかりだった。しだいに耕作は、里美に暴力を振るうようになっていく。勇二が間に入って里美をかばうと、耕作の怒りが爆発する。「俺は知ってるぞ!お前がどんな目で里美を見てたか!汚らわしい…お前たちは親子なんだぞ!」勇二にも里美にも、身の覚えのないことだった。しかし、耕作は、この時から、里美に貞操帯を強要するようになった。鍵のついた、革製の貞操帯である。冷たい、貞操帯の感触一時々耕作はその鍵を外し、性行為を試みるのだが、相変わらずだめなままだった。苛ついた耕作が、また鍵をかける。耕作は、里美の体に鍵をかけた。それが、心の扉にまで鍵をおろしてしまうことに、まだ気がついていなかった。夫婦の仲は、しだいに冷えていった。 
 父親の堕落ぶりを憂いた勇二は、高校を中退して働くことを決意する。しかし、今までの素行が良くなかったせいで、なかなか職が見つからない。そんな時、担任教師の小久保沙紀が、救いの手を差し伸べてくれた。「私に任せて…。良い就職先を紹介するわ」勇二は、自分などにそう言ってくれるのが、嬉しかった。これで、義母に生活の心配をさせないですむのだ。だが…。沙紀の正体は、男日照りの続くセクハラ教師だったのである。勇二は、沙紀に肉体での奉仕を強要された。断ることも出来ず、言いなりになる勇二…。女教師の、果てしない欲望の玩具にされていくのだった。いつの間にか耕作は、街金融に手を出していた。その金融屋の社長・金崎竜子は、普通なら出せないような額を、ぼんと放ってくれたのである。担保も資産も何もない耕作に、なぜ…?しかし、耕作の方にはそれを考えている余裕などなかった。結局、勇二の就職話は、流れてしまった。好意的だった先方の態度が突然、豹変したのである。勇二にはもちろん、沙紀にもわけが分からなかった。竜子は裏の世界ともつながりがあり、非情な仕事ぶりでも知られていた。その竜子のたった一つの道楽は「女」に目がないことだった。竜子は、耕作に貸し付けた金の利息を、里美から取り立てることを目論んでいたのだ。もちろん、その体で払わせるのだ。里美は舌を使って、竜子に奉仕する…少しでも手を抜くと、竜子の容赦ない罵声が飛んでくる。「こんなものがなければ、私もしてあげるんだけど」竜子はそう言って、里美の貞操帯の間に指をこじ入れた。「ああッ…」しばらく性交渉を持っていない里美の火照った体が、たちまち反応してしまう。「残念ながら、指しか入らないわね…これじゃ蛇の生殺しかしら」竜子は、里美の感じた顔を眺めながら、愉快そうに笑うのだった。 勇二は偶然、その現場を目撃してしまう。自分と父親がだらしないばかりに、里美をあんな目に遭わせてしまった…。勇二の胸は痛んだ。そして胸が痛むほど、里美への想いを感じずに入られなかった。愛しているからこそ、胸が痛むのだ。しかし、金も力もない、まだ子供に過ぎない勇二に、何が出来るだろう?耕作も、竜子が自分の妻に何をしているか知っていた。しかし、借金はもう返せないほどに膨れ上がっていた。自分の愚かさのせいで愛する妻を酷い目に遭わせてしまった…耕作の心は激しくいたんだ。だが、為す術もなかった。その夜、耕作は失踪した。その後の沙紀の調べで、勇二の就職話が流れたのは、竜子が庄力をかけていたからだと判明する。勇二が金を稼げば、里美を自由には出来ないからだ。この街の中で、竜子とその背後の組織は、想像もつかないほどの力を持っていたのだ。勇二はその事実を知って、慄然とする。もうじき竜子は、借金の返済を迫ってくるだろう。返せなければどうなるか?里美が連れて行かれるに決まっている。「あんな奴に、母さんを…」渡したくない!そう思い、勇二は唇を噛みしめた。その夜、勇二は家に帰るなり、里美を抱きしめた。「勇二さん…どうしたの?」戸惑う里美。「俺…母さんを誰にも渡さない」勇二の激情が、里美にも痛いほど理解できた。和服に身を包んだ里美を、勇二が裸にしていく。美しい乳房があらわになり、そして白い大股が…そこまで来たとき、里美は初めて抵抗した。「もう止めて…これ以上は…」「俺知ってるよ。オヤジの奴が母さんに何したか…」勇二は里美の下半身を露出させ、その貞操帯に見入った。革製の貞操帯…ナイフでも使えば、その紐を切ることは出来るだろう。
 だが「もしあなたのお父さんが戻ってきたら?勇二さん、それでもあなたは私を…」「ああ。離さない」勇二は、里美の貞操帯を解き放った。その瞬間、里美は、耕作の呪縛から解放されたのである。「俺と二人で生きていこう…」勇二はそう言って、里美を抱きしめた。愛し合う二人の、長い夜が過ぎていった。翌朝、二人は街を出た。手と手を取って、新しい世界へ一金もない。竜子の組織に追われるかもしれない。耕作の行方はしれないままだ。それでも勇二には、自分の未来が暗いとは思えなかった。少なくとも、愛する人がそばにいる。何年もずっと恋い焦がれてきた里美が、自分のそばにいるのだ。
 義母と息子は、今、男と女になった…。