叔母と甥 溺れた恥縁

  • 2019/02/28
出演者:
青山怜加
しのざきさとみ
風間今日子
監督:
新田栄
上映期間:
2019/03/06 - 2019/03/12
上映時刻:
09:00~
ジャンル:
シアター:
母・千賀子の入院で、父・和也とふたり暮らしになった大学生の直也。そんな尾崎家に、暫く疎遠になっていた叔母(千賀子の妹)の由美子がやって来る。男だけでは大変でしょうと、家事を手伝ってくれる由美子。久しぶりの手料理に、直也も和也も大喜び。温かい夕食を楽しんだ。
しかし、直也はそんな由美子を見て、いけない感情を覚えてしまう。主婦の母とは違い、仕事を持っている由美子には女としての魅力があった。「叔母さん、ごめんなさい」心の中でそう呟きながら、千賀子の風呂を覗いて、セックスを想像しオナニーした。
 数日後、予定を早め、千賀子が退院した。帰宅した千賀子は、由美子に礼を言うと、彼女を追い出すように帰した。直也は、叔母さんが少し可哀想に見えた。「どうして、お袋は叔母さんに冷たいんだろう?」
 その夜、千賀子は和也と寝た。病み上がりだからと和也は躊躇ったが、千賀子は留守の間に由美子に和也を奪われたのではないかと心配だったのだ。実は元々、和也は由美子の恋人だった。それを昔、千賀子が奪った経緯があったのだ。事後、千賀子は和也に尋ねる。「由美子とはなんにもなかった?」和也は、千賀子を優しく抱きしめて言う。「何もある筈ないじゃないか。由美子とは、ずっと前に終わったんだ。俺には、お前だけだよ。それに、彼女ももうなんとも思っていない筈さ」安心する千賀子であった。
 ところが、由美子の毒牙は直也に向かっていたのであった。偶然を装い、町で直也と会う由美子。大学を卒業した後の就職など、将来のことで悩んでいた直也は、キャリア・ウーマンの由美子にいろいろと相談する。そうするうち、直也の自分に対する気持ちを見透かした由美子は、わざと胸を強調した服を着てきたり、胸を密着させたりして、彼を誘惑した。そして、遂に彼をホテルに連れ込んだ。そこで、由美子の口から語られる父・和也と由美子の関係。「だから、お袋は叔母さんに冷たかったんだ」直也の前で、脚を開く由美子。更に、彼女は自ら陰唇を開いた。「本当は、私が直也くんをここから生んでいたのかもしれない。直也くん、私の子宮にいらっしゃい」ふたりは、禁断の関係を結んだ。「やっぱり、こんなこといけないよ、叔母さん。僕は叔母さんの甥なんだ……」だが、熟女の濃厚なセックスに、直也の倫理観など跡形もなかった。
 それから、ふたりの密会は続いた。直也は、由美子にとって従順で教育のしがいのあるペットとなった。「私たちは、こうなる運命にあったのよ。人には言えない、恥ずかしいいにしえで結ばれていたんだわ」
 ある日、由美子と直也の関係を千賀子が知る。直也の部屋で交わっているところを見てしまったのだ。半狂乱になってふたりを引き離す千賀子。「由美子、直也に手を出すなんて、どういうつもりなの! あなたたちは、叔母と甥なのよ!」「だって、お姉さんだけが幸せになるの、許せなかったんだもの!」
 実は、由美子の夫・紀彦は、みどりと言う女と浮気していた。ある日、それに気づいた由美子は思い悩んだ。「夫が浮気するなんて……。あぁ、こんな人生、私の本当の人生と違う! そうよ、あの時、和也さんと結婚していれば、こんなことにならなかったんだわ。そして、私は直也くんを生んで幸せに暮らしていた筈よ。彼を奪ったお姉さんが憎い」由美子は、自らの人生を呪い、その原因を作った千賀子の家庭を壊そうと復讐を企んだのだ。
 こうして、由美子と直也の関係は終わった――筈だった。だが、由美子は気づくのである。初めは復讐のつもりだったが、いつの間にか直也を本当に愛している自分に。
 直也もまた、由美子のことを忘れられなかった。「叔母さんのよこしまな気持ちは分かっている。でも、叔母さんを忘れられない」
 ふたりは、町で偶然出会う。そして、ホテルで交わった。恥ずかしいいにしえで結ばれたふたりは、いつか地獄の業火に焼かれることを覚悟しながら、肉欲に溺れていく。