車の中でぐったりと、エーテルをかがされた涼子がだらしなくのびている。
一瞬の出来事、通りは何もなかった様に静まり返っている。
或るマンションの一室……。
ベッドにくくりつけられ、制服を脱がされ、いたずらされている涼子…。
薬がきれてボンヤリと、部屋の中が見えてくる。
慌てて、身をもがく涼子……。
然し、手足は縛られ、口に布切れを突っ込まれて身動きがとれない。男の手が下半身に這い、捲り上げたスカートの中にしのびこんでゆく。やがて、パンティの中にまでのび局部にいたずらしてゆく……。
男の顔が次第に残忍さに変わり、パンティをはぎ取ると、おもむろに悶え苦しむ涼子の身体に重なってゆく。
ベッドのキシミが、無気味に部屋の中に反響する。
明夫が勤める会社の屋上、明夫と利沙が話合っている。
利沙『明夫さん、此の頃ずい分冷たくなったじゃない』
明夫『そんな事ないよ、仕事が忙がしくつてさ……。』
利沙『私、知ってるのよ、あんな若い娘とつきあって……。』 ドキッとする、明夫……。
某ビル、会社内、電話に出ている美奈子。明夫からの代理の女性が伝言を伝える。美奈子が電話の待合せの場所に立っている。そこに近づく車……。
美奈子、専の中の男と二言、三言、請をすると事に乗り込む。 走る車、次第に近郊の林に近づいてゆく、不安顔な車中の美奈子が男に声をかけている。人気のない林の中に急停車する車。美奈子が恐怖の形相で飛び出し、林の中に逃げ出す。追いかける男の手が美奈子の衿首を鷲づかみにして引き倒す。男はさらに烈しく、女を樹の根元まで引きずり、ロープで木にくくりつける。
荒々しい行為で矢庭に犯してゆく男……。