その日、現役女子大生でノーパン嬢のさおりは、ノーパン嬢仲間の裕子と一緒に、セク友の有吉は市長の加納の接待をしていた。初めてのノーパンしゃぶしゃぶに大コーフンの加納。彼は、裕子のフレアースカートの中が見たくて、しゃぶしゃぶそっちのけで何杯も水割りをおかわりする。
ところで、裕子はリストラにあった夫の代わりに生活費を稼がなくてはと、夫に内緒でギャラのいいこのバイトを始めた人妻だ。一見、健気にみえる行動だが、その実、セックス好きの彼女にはうってつけのバイトだった。彼女は加納が市長だと分かると、市長をターゲットにサービスを展開。お役所というお堅い職場で夫を使ってもらうよう仕込もう。雇ってもらえば愛人になってもいい。彼女はスカートの中がわざと見えないようにじらしたり、かと思えばスカートの中に加納の顔を突っ込むませたり、男を扱い慣れたテクニックはさおりの見習う事大であった。しゃぶしゃぶが終わると、今度はデザートだ。デザートと言っても、本物のアイスクリームやケーキが出てくるわけではない。飽くまでここは風俗だ。出てくるのは、テレビを真似たセクシー・プレイなのである。男の指に付いた生クリームをノーパン嬢がディープに舐め上げるものや、アイスブロックを口移しにしていくゲームなど。加納は、裕子相手にデザートまでも堪能する。
デザートを楽しんでいる加納を座敷に置いて、有吉は廊下でさおりに多額のチップを握らせながら、相談を持ち掛けていた。「今日の客、裕子さんのこと気に入ってるみたいだから、この後の店外デートのセッティングを頼むよ」さおりは明るい顔でOKサインを出す。
よし川での接待が終り、加納を見送る有吉。車に乗り込む加納の横には、無論、御土産の裕子が乗っていた。
ホテルに到着した加納は、今度は裸の裕子の体を楽しんだ。さすがに人妻、使い慣れたアソコの具合はサイコーだ。久し振りの人妻の味にコーフン度満点のまま、昇天する。事後、加納は裕子に定期的に会ってくれるように頼む。市長と知り合いになれるなんて、悪い話じゃない。裕子は返事の変わりに加納のペニスをしゃぶしゃぶ。淫乱ぶりを発揮して第二戦へと突入していく……。 翌日。さおりは、ゼミの教授・野尻から呼び出しを喰らっていた。単位がたりなくて、卒業が危ないと言うのだ。「就職も決まっているし、なんとかなりませんか」と野尻に頼み込む彼女であったが、野尻はこれまでの再三の警告に答えなかったさおり自身が悪いと厳しい態度。さおりは、とっくに提出期限の切れているレポートを一週聞以内に出すと言う約束でその場を去るが、書き上げる自信などなかった。野尻は、学外でも有名な教授であるが、裏では余り芳しくない噂もある。単位をネタに女生徒と寝たとか、風俗通いをしているとか。さおりは、いっそうのこと野尻に下半身接待しょうかとも思ったが、それらは飽くまでの噂の域を出ていないだけに、薮蛇になるとヤバイ。
そんなことをよし川の控え室で考えていると、裕子が近付いてきた。話を聞くと、なんでも昨夜の客の愛人になったので、明日からは店には出ないとのこと。お陰でローンも思ったより早く返せるかもしれないそうなのだ。嬉しそうに話す裕子を見て、羨ましいと思うさおりであったが、生来人のいい彼女は裕子のことを妬むでもなく心から祝福すると、彼女の最後のお座敷に一緒に出て行った。
その翌日、図書館に行こうとしていたさおりは、高校時代の先輩の、梨花に道でバッタリで会った。しかし、梨花は浮かない顔をしている。訳を聞くと、梨花は会社をやめさせられたと言う。上司との不倫が会社に発覚したためらしい。だが、落ち込みの原因はその後にあった。心機一転を計ろうといろいろな会社を受けたのだが、いまだに就職が決まっていないのだ。最後の会社も面接に行く途中に生理が始まってしまい、遅刻。しかも、トイレで汚れたパンティーを脱いでいった為に、面接の途中でスカートの中を面接官に見られてしまった。まだ通知はきていないが望みはゼロだと言う。超ブルーな梨花を慰めるさおり。二人は、お互いの不幸を同情し合った。
ところが、梨花が受けた会社の名前を聞いて、さおりはあるアイデアを思い付く。さおりは、早速有吉に電話。彼を自分の部屋に呼んでセックスを楽しんだ後、梨花を面接した銀行員の原田をよし川で接待してくれるように頼む。さおりのお陰でよし川の会員になれ、接待攻勢で実績を上げていた有吉は、彼女の申出に二つ返事でOKした。
それから数日後、さおりは戸惑う梨花を半ば強引に誘って、よし川の門を潜った。梨花は、さおりの考え方がなんだかズレているような気もしたが、結局彼女の明るさに押し切られてしまう。果たしてその夜、何も知らない原田が有吉に連れられてよし川にやってきた。しかし、原田は梨花に気付かない様子。面接の時は厳しい顔をしていた原田も、お座敷では単なるスケベ親父だ。水割りを作るさおりや、テーブルの隣で接待する梨花のフレアスカートの中を見ようと、目を爛々と輝かせていた。慣れない梨花は、原田に気付かれは心ないかとヒヤヒヤ。顔を隠したり、スカートを押さえたり。しかし、それがかえって原田のコーフン度を高めた。梨瀧の恥じらう態度が風俗嬢らしからぬからだ。計らずも原田に気に入られた梨花。
ところが高橋に案内されてよし川に行くと、そこにはさおりがいたのである。顔を見合わせて驚く二人。だが瞬間、さおりはしめたと、ほそくほほ笑むのであった。
それから数日後、梨花の元に原田から連絡が入った。出向いてみると、就職の話しだった。彼は、梨花に内定を出す代わりに、この間の接待のことを会社に黙っていてほしいと相談を持ち掛けてきた。原田の会社では、接待は御法度なのだ。原田の思わぬ申し出に、梨花はそれを受け取ることにした。
一方、さおりは、レポート提出日に野尻を呼び出していた。裏口入学のことを大学に内緒にしておく変わりに、単位をもらおうと言う算段だ。野尻は、さおりの『レポート』を仕方なく受け取ることにして、単位をやることを約束する。
それぞれに就職と卒業をきめた梨花とさおりは、原田と野尻を相手にセックスをした。
さおりと梨花は、こうして幸せをゲット。祝福を上げる。そんな二人にとんでもないニュースが飛び込んできた。それは、原田の銀行の倒産と、野尻の不正の大学側への露見だった。これで、梨花の就職も、さおりの卒業もおじゃんだ。めちゃくちゃ落ち込む梨花。「ズレたやり方をした罰があたったんだわ」だが楽天的なさおりはそんなことではめげなかった。彼女は、梨花を励ますと、よし川で働きながら卒業と就職のチャンスを狙うことにする。さおりの明るさに押し切られてしまう梨花。
そんな彼女たちのその夜の客は、有吉と原田だった。原田が倒産直前に他の会社に引き抜かれていたことを知っていた有吉が、気を利かせて彼を連れてきてくれたのだった。原田は、梨花に就職のことはすまないと謝ると、来年の内定を二人に出してくれることを約束してくれる。さおりと梨花。喜び一杯の二人は、原田と有吉にフェラや本番ありの超過数な特別接待を展開するのであった。