意識が朦朧としながらも自宅へ向かう綺羅には、まだ自分の身に起きたことが信じられなかった。事後、気づくと自分を犯していた男が傍らで変死していたからだ。自宅へ戻ると、科学者の父・丈一郎が暗い顔で出迎えた。綺羅に起きた不可思議な現象は、彼女自身が原因だと知らされる。ノートパソコンに映し出される監視カメラの映像には、仮面の男に犯された綺羅が、凄まじい力で男を断末魔へと堕とす瞬間が撮影されていた。丈一郎は隠してきた娘の生い立ちを話し始める。
21年前、政府の極秘研究員だった丈一郎と母・冴絵。彼女は政府が極秘で進めていた人間兵器製造計画「スペルマーダー」の研究に参加し娘を兵器として生み落とした。そして成長した娘を使って世界支配を企む。
冴絵の計画に反対する丈一郎に育てられてきた綺羅は、殺しの遺伝子を覚醒させた「エクスタシー・キラー」となって、モンスター化した母との骨肉の戦いに挑む。そして、冴絵の魔の手は誠とその妹・マミコにも迫り…。