研究室で日夜研究に勤める田上と圭子、どうにか第一号の試作品が出来た。ところがこの薬をどうやって試すかが問題になった。時田から毎日のように催促される田上は、頭を悩ませていた。 ある晩、田上は通りがかりのバーで酒を飲んでいた。頭は新薬のことで一杯であった。常時胸ポケットに持ち歩いている。ふと鼻につく甘ったるい香りに振り向くと、一人で酒を飲んでいる田口美加がいた。酒の酔いのせいか焦点の妖しげな目で田上を見ていた。田上は薬を試すチャンスとばかり美加に近づき、グラスに白い錠剤を入れた。知らずにその酒を飲んだ美加は自分から田上をホテルに誘う。べットの上で狂ったように田上を求める美加。 「おかしいわ、あたし変な感じ……どうして、どうして」
美加は薬のせいで自分でもセーブ出来なくなっていた。田上は思った以上の薬の成果にほくそ笑んでいた。ところがl時間もすると徐々に薬の劾き目が薄れてきた。美加のあえぐ声のトーンが落ち、羞恥心が出てきた。第一号の試作品の思いがけない欠陥を知らされた田上であった。
再び圭子と田上は研究室で第一号の改良に取り組む。そして第一号の時間的な欠点を補う第二号を開発した。圭子は第二号のテストに関しては今後の為に綿密なデータが欲しいと云う。そして田上に自分の後輩である牧さゆりを実験台にしようと持ちかけた。出来ればあまり男性経験もなく、かつ健康な肉体を持つ女性が実験台に必要であった。そんな条件を満たすさゆりは圭子にとって絶好のモルモットであった。
薬は毎日圭子がマンションまで持っていく。さゆりの体温を計り、聴診器を当て形ばかりの検査をする圭子。さゆりは薬の影響で毎晩淫らな夢を見ていた。夢の中でさゆりは覆面の男に荒々しく犯される。けれどもそんなことを圭子に打ち明けられない。聴診器をあてられただけでも感じてしまうさゆり。圭子はそんなさゆりの体の震えを見逃さない。
「どうかしたの?」「い、いえ、何でもないんです」「何でもないってことないでしょ……乳首が固くなってるわよ」「えつ…」「寂しいんでしょ。慰めてあげる」圭子はさゆりの濡れた秘部に指をすべり込ませた。