最初に向かった相手はサトウ。そこそこの会社の社長で高収入。既婚者だが男遊びが止められず、東京に来る度にケンイチを指名していた。彼は足フェチで、足で顔を踏まれるのが大好きな性癖の持ち主。周囲に悟られぬよう、ツケの代金より多めに金を寄こした。
次は地方議会の市議会議員・ヤマモト。SM好きのドSで、ケンイチを自ら縛ったり若い緊縛師に縛らせ、それを見るのが好きな男だ。少しばかり2人が別行動をしていると、トオルはヤマモトの家に連れ去られ、緊縛師の暴行を受けていた。
トオルと別れ、海辺の町に向かうケンイチ。ところが、オンボロ車は故障。携帯にはトオルからの着信があったが、無視していた。ケンイチは過去にミュージシャンを目指していたショウジと付き合っていた。だが、ある日彼は何も言わずに故郷に帰ってしまった。ケンイチは集金旅行をきっかけにショウジに会うことが目的だった…。