ある中堅出版社一室。誰もいない廊下に、かすかに女のあえぎ声が漏れている。半裸にされた事務員の若林夏子の尻をかかえ、後ろから腰を動かす編集者の大場。乱暴で自分勝手な大場のセックス。それでも何かにすがるように、大場にしがみつく夏子。夏子の中で、一方的に果てる大場。
夏子「大場さん、お仕事一段落したんでしょ。今度の日曜日、港に行かない。何か美味しいものを食べて、遊覧船に乗って…」大場「ダメダメ、日曜は家庭サービスなんだ。カミサンこの頃、疑り深くて。感づかれたら、こんな関係続けられなくなるぞ。君の為でもあるんだからな」そそくさと部屋を出る大場。残されて、うなだれる夏子。
応接室に津田。津田の前で、一人の若い編集者・阿部が、津田の持ち込んだ原稿に目を通している。そこへ・・・